沖コンサルティングソリューションズ株式会社(代表取締役 前田裕/東京都港区芝浦4丁目11番15号)と、 株式会社アグレックス(代表取締役 高瀬忠和/東京都新宿区北新宿1丁目5番2号 佐藤ビル)は、ペイオフ導入に向けて金融機関に義務化された預金者の複数口座を一つにまとめる“名寄せ”に関する、預金データ整備/名寄せソリューション“Pay Offパック”について業務提携し、2003年5月より金融機関向けに販売していくことに合意しました。
沖コンサルティングソリューションズは、沖電気グループの豊富な金融機関システム実績を背景に金融機関向け各種コンサルティングを実施しております。今回顧客データベースの精度向上ソリューションの一環として本ソリューションを加え、金融機関の幅広いニーズに対応すべくラインナップ強化を致しました。
アグレックスは世界の有力企業で実績のある名寄せソフトパッケージ“トリリアム”を提供し、両社連携による市場開拓を図るものです。
今回提供する“Pay Offパック”は、ペイオフ導入に向けて預金保険法で定められた、 「金融機関の平時からの精度の高い預金データ整備・作成」に関する人的作業を最小化し、人為的ミスをなくすデータ整備環境を提供し、預金データの精度向上、信頼度向上、効率向上を実現します。
本ソリューションはペイオフ対応だけにとどまらず、オンラインでのクレンジング、オンライン照会、 各種還元資料作成を可能にします。また、顧客データベースの精度向上とともに営業店、ATM、コールセンタ、インターネット等のチャネル連携サービスへの発展を視野に入れた、適切なシステム導入コンサルとソフトプロダクトをパックにした“Pay Offパック”として提供することで、最適な問題解決を実現します。
本パックの活用により、預金データ整備に関する金融庁と預金保険機構の検査のための各種データ提示要請に対しても即効性を発揮し、数十人月から百人月を超える人的作業の劇的な低減(従来比1/10〜1/20)効果が期待されます。
本パックに類似するソリューションは他に例がなく、1パックあたり1950万円プラス年間保守料の価格で、平成17年4月の流動性預金のペイオフ解禁までに100以上の金融機関への販売を計画しております。
新年度を迎え、精度の高い預金者情報の整備に向けての新たなる視点での検討が地銀を始めとして高まりつつあり、本パック採用検討の動きを加速しております。
顧客の名寄せは“マーケティングの第一歩”。古くて新しいデータクレンジング手法“名寄せ”が金融界であらためて注目されています。金融機関の合併、金融機関内各種システムでそれぞれに進化している顧客データベースの統合、そしてペイオフ実施に伴う預金者情報の整備等々により、顧客データベースの精度向上ニーズが高まっています。
特に預金保険法五十八条の三第一項に規定する措置に関する内閣布令が、平成15年4月1日から施行され、精度の高い預金者情報の整備があらためて注目されています。同布令は、預金保険機構が作成する預金に係る債権に関するデータを、保険事故を発生させた金融機関が受け取った場合に、速やかに現金自動支払機等を用いて支払対象決済用預金に係る保険金の支払又はその払い戻しができるようにするための措置を定めております。
預金に係る債権に関するデータには預金に係る債権の全額が保険金支払の対象となっている預金口座とそれ以外の預金口座を判別するためのデータを含むものとされています。
預金保険機構は全国の金融機関に対して、預金者の複数口座を一つにまとめる“名寄せ”に関する立ち入り検査を進め、万が一金融機関が破綻した場合にも速やかに預金の払い戻しができる体制の整備を促しており、来年中の完了を予定していた検査を年内に終え、検査体制を再編成強化し新たな視点で2回目の検査を急いでおります。
“Pay Offパック”の内容
トリリアム(Trillium Software SystemR)について
世界40ヵ国、1,000社を超える導入実績を誇るワールドワイドなパッケージプロダクトです。米国ではデータ品質を飛躍的に向上するソフトウェアでデファクトスタンダードとして評価も高く、AIU、AMEX、AT&T、Bank of America、Citibank、FedEx、IBM、Microsoft、スリーエムなど様々な大手企業で多数の実績があります。
トリリアムは、姓名・法人名・住所・その他項目の「標準化」「正規化」を行うことで、個人・世帯・法人の「名寄せ」を始めとする様々なデータクレンジングを実現します。世界初のデータクレンジング専用ソフトであり、統合データクレンジングソフトウェアとしては類似製品、競合製品の存在しない、唯一のソフトウェアです。
従来の手組みによるシステム構築と比較すると、トリリアムを使用することにより、データウェアハウスや CRMを実現する上で重要となる顧客データベース構築にかかる時間を劇的に短縮できるようになります。日本では1999年7月から販売開始し、銀行、保険、証券、リース・クレジット、テレコム、製造、メーカー、公共など既に60社以上の導入実績があり、適用業務もCRMにおけるDW構築、合併対応としての情報統合、顧客管理、与信管理と多岐にわたっております。
アグレックスについて
アグレックスは、1965年に設立された、ビジネスプロセスアウトソーシング、ソフトウエアソリューション、システムインテグレーションを柱とした総合情報サービス企業です。特に、データ管理に関しては、データ入力を含むデータ処理全般、住所関連パッケージ等、37年のデータ処理の実績をもとに、高品質なデータソリューションをご提供しております。
日本語版トリリアムに関して、アグレックスは日本での単なる販売代理店ではなく、米ハートハンクス社と共同開発を実施いたしました。アグレックスが所有する住所辞書等の辞書の提供や、日本語特有の語句処理ノウハウなどの提供を行っています。日本語版は1999年秋から販売開始しております。
沖コンサルティングソリューションズについて
沖コンサルティングソリューションズは、2002年4月沖電気グループのコンサルティング部門として設立された新しい会社です。常に社会の変化を見据え、お客様ならびにパートナー様とともに「e社会(R)」時代の新たなソリューションを「共創」していく事を企業コンセプトとして、リサーチ分野、企業情報ネットワーク分野、セキュリティ分野のプロフェッショナルと社会情報システム、金融システムのアプリケーション分野のエキスパートからなるコンサルタント集団です。
今回のソリューション提供にあたっては、多くの金融機関システムの実績・経験で得た金融機関業務システムノウハウとアグレックス社専門システムノウハウをコンバージェンス(共創)し、即効性のある実用的なシステム提供を実現いたしました。